日本語タイ語からの完全英語環境

息子は3歳半で完全英語環境のイギリス系インターナショナル幼稚園に入園しました。

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タイのイギリス系インターナショナルスクール

イギリス系スクールの学校制度は、小学一年生(イヤー1)は日本の幼稚園年長さんの年齢で始まります。

小学校が始まる年齢が日本よりも一年早いのです。

なので幼稚園は日本の年少で始まり、年中で終わりです。K1、K2と呼ばれています。

K1の前にナーサリーもありますが、息子が入園したのはK1、幼稚園年少の時でした。

母国語第一主義、だから英語は英語のプロにお任せする

それまで母国語第一主義だった我が家の教育方針にのっとって、日本人である私が話すのは日本語のみ、タイ人である夫はタイ語のみの家庭内養育環境で、当時息子は英語が全くできませんでした。

まずは母国語であるタイ語と日本語を安定させて、幼稚園に入園したら第三言語となる英語を入れて行こう、というのが当初の予定でした。

そして、英語ができてもノンネイティブの私たちが中途半端な英語で話しかけるより、ネイティブに囲まれる環境で英語をスタートさせたかったのです。


注目

母国語第一主義なのになぜわざわざ英語環境の学校に?という疑問も浮かぶと思います。それはもう単純に、「両親そろって学校の活動に取り組める環境」を求めていたからです。

タイの学校だと、夫がいつも学校行事に参加できるわけではないので、いくら私がタイ語がわかっていても、一人で対応するとなると、例えばトラブルがあった時に多勢に無勢でとってもかなわない気がする。

一方日本人学校だと、日本語ゼロの夫は面談とかで全く蚊帳の外の人になってしまう。

(その辺のことは【ギフテッド向きの教育システム②インターを選んだ理由その1】でグダグダ述べてます。)

ということで、親が二人とも不自由ない英語の学校、つまりインターナショナル幼稚園を選びました。

英語がわからなくて荒れている子が、発達障害の可能性と指摘されることが

息子が入園したインターナショナル幼稚園には英語圏以外の国々の子供たちも沢山いました。

各国から集まる駐在のご家族のお子さんたちの集まりなので、常に入・転園があり入れ替わりが激しく、日本から来たばかりの日本人のお子さんも含め、英語が全く喋れない子供が入園してくるのは日常的なことでした。

だから先生たちも対応に慣れていて、大抵のことには動じず、対処の仕方も心得ていらっしゃいました。

園選びの見学の時も、


「言葉が通じない環境に突然放り込まれた子供は、最初のうちは寡黙になったり、ちょっとした問題行動をしたりすることもありますが、大半がある日突然英語をしゃべりだして問題が解決していきます。子供は驚くべき適応力と順応力を持っています。親御さんの母国語が英語でない場合、ご家庭では母国語での会話を続けてください。無理に英語を教える必要は全くありません」

と、さすがプロのご意見、そしてうちの方針にもピッタリで言うことなし。

こじんまりして緑の多い園庭や、アットホームでアートな雰囲気のお教室も気に入って、さっそく入園させてもらうことにしました。

発達障害か高IQか2Eか

入園してしばらくして、担任の先生に、

「この子は知能がとても高いみたいだけど、物事をうまく伝える方法を知らない。社会性に問題がある。」

と言われました。

反応がなかったり目を合わせなかったりすることもあるので、自閉症スペクトラムの可能性を指摘されたこともあります。

インタ―ナショナルスクールだと、英語がわからなくて荒れている子が、発達障害の可能性と指摘されることがよくあるようです。

「そんなことはありません!うちの子普通です!」と日本人ママが激怒して学校側と揉めている噂を何度か耳にしたことがあります。

それだけ、異言語環境に置かれて子どもが戸惑う例がたくさんあるらしい。


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我が家も、自閉症か、他の発達障害か、と、軽くではありますが色々指摘はされましたが、息子が社交性に問題があるのは入園前から重々承知していましたし、幼稚園の集団生活で鍛えられて自然に良くなっていくのではないか、と楽観していました。

そして、そのマイナス方向へのふり幅と同じだけ、プラスの方向にもふり幅が必ずある、ということを息子を見ていて確信していたし、高IQだけど発達障害がある凸凹、つまり2Eの可能性も覚悟していましたので、何か指摘されても激怒どころか、むしろ「機会があれば専門家紹介してほしい。プラスの方向のふり幅をうまく伸ばす方法が知りたい」と常々思っていました。

などとお気楽に考えていた所、ついに幼稚園から親が呼び出しを食らいました。

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