この記事は「CTYとはシリーズ」の一部です。全体の流れはCTYとは|ジョンズ・ホプキンス大学ギフテッド教育プログラムガイドでまとめています。
※本記事は、主に2020〜2021年頃のCTY公式情報をもとに作成しています。その後の社会状況や運営方針の変化により、プログラム名称や内容、実施形態は現在と異なる場合があります。最新情報は必ずCTY公式サイトをご確認ください。
ギフテッドのお子様をお持ちの親御さんでしたら、一度は聞いたことがある名称なのではないでしょうか。
ギフテッド教育と言ったら「ジョンズホプキンスCTY(Johns Hopkins Center for Talented Youth)」。
アメリカの名門大学・ジョンズホプキンス大学の機関で、ギフテッド教育に特化した世界有数のギフテッド教育センターです。
ではこのギフテッド専門教育機関、どんな風に始まったのか、そしてどんな人が受講できるのか、今回はその辺に迫ってみたいと思います。
本シリーズでは、CTYという教育プログラムの全体像を、制度・年齢別・受講形態ごとに、実際の運用を踏まえて整理・解説しています。
CTYの始まり:メリーランド州の一人の少年とギフテッド教育の原点
むかしむかし、アメリカメリーランド州のバルチモアという街に、とっても賢い男の子がいました。
当時Grade 7、日本でいうと中学一年生だった彼は、中学高校で学ぶ数学の授業内容を、すでに全部マスターしてしまっていました。
もっと学びたい情熱はあるのに、既存の教育システムでは新たに学べるものがなくなってしまっていた。
いかにもギフテッドらしい悩みを抱えていた彼に、ジョンズホプキンス大学で心理学を教えていたJulian Stanley教授が、協力を申し出ました。
教授の力添えで男の子は大学レベルの数学のコースを受講できるようになり、学問の道を突き進み、その優れた才能をさらに伸ばす事ができたそうです。
この出来事をきっかけに、Julian Stanley教授が設立したのがJohns Hopkins Center for Talented Youth(CTY)です。
今では世界でも屈指のギフテッド教育機関となったCTY。
世界のギフテッド教育をリードする存在となっています。
CTYの受講資格とは:選抜基準と98パーセンタイルの条件
では、CTYにはどんな人が受講資格を得ることができるのでしょうか。
CTYでは、タレント・サーチというCTY独自の選抜方法で、世界中から学力レベルの高い生徒を募集しています。
CTYの受講資格を獲得するには、スタンダーダイズドテストなどで98パーセンタイル以上をスコアして上位2パーセントに入ることができる知能や、実年齢より2学年以上うわまわる学力が必要です。
アメリカに住んでアメリカの学校に通っている場合、あるいは他の国に住んでいてもその国にあるアメリカ系インターナショナルスクールに通っていれば、そこで受けたテストの結果が98パーセンタイル以上であれば、そのスコアを使ってCTYの受講資格をゲットすることができますが、そうでない場合はCTYでやっている選抜テストSCATを受ける事になります。
以前は外部の知能指数検査の結果なども受け付けていたようですが、現在はなくなっているようです。
SCATはオンラインで受験可能ですので、日本からでも、世界中どの国からでも受けることができます。
CTYのコース内容:オンライン・オンサイトプログラムの違い
CTYのプログラムは、条件さえクリアすれば、世界中どこの国の人でも受講することができます。
アメリカ現地や香港などで実施されるオンサイトのコースと、オンラインで受講できるコースがあります。
アメリカなどは日本から遠いため、現地のプログラムに子供を参加させるのはなかなか難しいかもしれませんが、インターナショナルプログラムはアメリカ国外でも実施されていて、香港のサマープログラムなんかは日本から近くて参加しやすいかもしれません。
一方、オンラインで実施されているコースであれば渡航費不要で自宅で受講可能です。
コースの種類も豊富で、自分のペースで受講することができます。
そしてオンラインコースでも、他の受講生とつながる機会はちゃんとあります。
ずば抜けた才能を持った生徒たちが集まるCTYは、高度なギフテッド向けの教育を受けることができるだけなく、世界中から集まった頭脳明晰な仲間たちに囲まれ、アカデミックな情熱を分け合うことの出来る、一生モノの友に出会うことのできる場所でもあります。
通常の教育環境では吹きこぼれてしまって、周囲に理解されないことも多いギフテッドたちが、ギフテッドの特性を理解してくれる先生方やメンター達に見守られ、安心・安全な環境で仲間たちと切磋琢磨しながら成長することができる場所。
CTYは、ギフテッド教育に特化したギフテッドのためのプログラムなのです。
CTYの卒業生と実績:世界で活躍するギフテッド人材たち
ところで、実はCTYの卒業生には、結構有名な人がいることをご存じでしょうか。
CTYでは、次世代を担う極めて有能な人材を輩出しています。
かのFacebookやGoogleの創設者や、オックスフォードの大学院生に与えられる世界最古の国際的なフェローシップRhodes Scholarship(ローズ奨学金)受賞者なども、CTYの卒業生です。
参考サイト: Johns Hopkins Center for Talented Youth(CTY)
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