我が家はもともとはずっとタイに住む予定でしたが、ゼノサワが小5になるときに私の実家の都合で急きょ帰国することになり、ゼノサワも日本国内の小学校に転入することになりました。
全く予期していなかったことだったので、さて学校どうしましょう、ということで、日本で転入する学校選びという新しいミッションに翻弄されることになりました。
まずはインターナショナルスクール
いきなり日本の学校という選択肢が目の前に現れたわけですが、日本の学校への転入なんてそれまで全く考えたこともなくてまさに青天の霹靂すぎて思考停止。
PTAをはじめとしたその日本の学校文化がゼノサワ本人よりも私にとって敷居が高すぎて何も考えられなくなってしまいました。
それに、ギフテッド教育に関しても簡単に先生に相談できるような環境は整ってないだろうし、帰国子女が地元の小学校に転入したエピソードってどれも「なじめない系」の話ばかりでうまくいかなそう。
なので当然のようにまず当たってみたのはインターナショナルスクール。
タイのインターについては本が一冊書けるほど調べまくり聞きまくりで情報だけは豊富ですが、日本のインター事情については全くのゼロからのスタートになりました。
近所のアメリカンスクール
で、とりあえず家から通える範囲にあるインターで一番めぼしいのがアメリカンスクールだったので、早速問い合わせ。
タイのインターにアプローチしたときと同じに、CTYer(アメリカのギフテッド教育プログラムCTYに入っている人のことをこういうらしい)なんですけど、そちらではギフテッド向けの教育何かしてますか?というメールを送ってみました。
この手の問い合わせは実は、ギフテッド教育やってるかどうか、ということ自体にはそんなに期待していなくて、その学校の方針や姿勢を垣間見るために「ギフテッド教育」を口実に送ってるんです。
実際その問い合わせに対して、なんだか意味不明にムキになった返答をしてくる担当者がたまにいるんですよ。
ということでいつものように「ギフテッド教育」について問い合わせしたのですが、さすがの名門アメスク、CTYのこともよくご存じで、CTYersうちにもいっぱいいますよ、特にギフテッド向けの教育はしてないけどウエルカムよー、という軽やかなお返事をいただきました。
うちから通えるインターで、タイで通っていたインターレベルの設備や規模を超えるところはここくらい。
ただし学費はタイのインターの数倍。
CTYerだしHigh Honorsだしあわよくば何か優遇してくれるんじゃないかと心の底では期待していたけど、その気配は全くなし。
タイのインターもそうだけど、割引とか優遇とかされるのはその国の人(アメスクならアメリカ人)とかインターらしさマシマシにするために欧米人な見た目の外国人。
タイのインターで「外国人か外国人とのハーフなら授業料半額」ってあるから問い合わせたら「欧米人とのハーフに限る」といわれたこともある。
それから、タイのインターに通ってみて思ったのは、インターの授業って、特に小学校レベルだと「いかに楽しく学ぶか」に全集中していて、そのうえで探究とかディベートとか、日本の学校とは違う強みを伸ばせるやり方なこと。
英語力については言うまでもなく完璧な環境なんだけど、学力自体に関しては、私の中では、これで本当にいいのか?と疑問符がずっとついてまわっていました。
タイのインターの数倍の学費払ってアメスク行っても、おそらく内容的にはタイのインターと大して変わらない、いやインターでもレベルがいろいろあるだろうから多少は違うかもしれないけど、根底にある学習に対するアプローチの仕方は変わんないんだろうな、となると、その内容のためにそこまで学費払う価値はあるのか。
校長先生がギフテッド教育に詳しいインター
さて、うちから通える圏内にあるインターに、校長先生がギフテッド教育で有名な日本人の先生というインターがありました。
こちらも早速、CTYerなのよ、先生ギフテッド教育詳しいみたいだけどどうでしょう?という旨のメールしてみた。
すると校長先生が直接お返事をくださって、何度かメールでやり取りさせていただきました。
アメリカのギフテッドスクールで15年間教えていらしたこと、カリキュラムの開発もなさっていたこと、日本にはギフテッドを育てる土壌がなくそれに一番近いものがIB教育とお考えになってIB認定校になったこと、などの説明をいただきました。
ギフテッド向けの教育はしていないけど、ぜひいらしてください、とも言っていただきました。
そして、ここもサイトには「各種割引制度やスカラシップ」との表記があったのでそれについても聞いてみたけど、兄弟割引やアメリカ人向けの割引、というお返事でした。
ここはタイで通っていたインターと学費は同じくらいでしたが、規模や設備はタイに比べてかなり小さくなります。
仕方のないことなんだけど、タイと同じくらいの学費のインターに日本で通おうとすると、どうしても校舎や校庭の規模は大幅に小さくなってしまう。
でもここはビルの中のワンフロア、とかではなく、ちゃんと校舎があって校庭があって、タイのインターの環境に一番近かったし、IBでもある。
何よりギフテッド教育の経験のある校長先生ですから、いただいたメールの内容だけでもギフテッド児に対しての深い理解がおありになることがわかり、ぜひ一度お会いして直接お話ししたいくらい候補に残ったインターでした。
ただやっぱりどうしても、タイのインターと同じ金額なのにその規模や設備が、というポイントで比べてしまう私がいた。
ビルのワンフロア系のインター
都心に行けばもっと選択肢があるのでしょうが、うちから通える範囲で検討して、そこそこ名の通ったインターがありましたが、校舎がビルのワンフロア。
なのに学費はタイの「校庭が広々あって校舎も敷地内に何棟かあるちゃんとした学校の形をしたインター」と変わらない、もしくはそれ以上。
これどうしても比較して考えちゃうのよね。
ほかにも学校として成立しているのかよくわからない小さなところから、遠いけど無理すれば何とか通えるビッグネームのインターまで隅々まで調べましたが、どうしても「そこまでして(通学が遠い)そこまで払って(学費が高い)インター行く?」としっくりこず。
将来の進路を考慮すると
そもそもインターナショナルスクールって、英語圏の母国に戻ったときにスムーズに移行できるよう、あるいは将来英語圏や海外の大学を目指すことを前提になっていると思う。
タイのインターにいたときも、このままだと目指す先はアメリカとかイギリスの大学なのか?と、ぼんやり思っていたけど、それでいいのか?なんか違わないか?と、私的にはピンときていなかった。
だって、タイでインターナショナルスクールにずっと通っていて、「インター」とか「国際的」な環境にはおなかいっぱいになっていたゼノサワは、逆に海外留学とか英語環境に全く憧れがないのです。
かといって当時はそのまま高校までタイのインターの予定だったので、そこから日本の大学、というのもさらにピンとこなかった。
だけどこの度日本に帰国するとなって状況が大きく変わってきました。
ゼノサワは英語力が高く国際性には富んでいるけど海外志向ではない。
するとおのずと日本の大学が視野に入ってくる。
それだと高い学費払ってインター行く意味ないじゃん、ということで、とりあえずいったんインターは置いておいて、日本の私立を検討することにしました。


